お金の教養

ライフネット生命の会長の出口治明会長の「お金の教養」を読みました。
下記が参考になりました。

若者の「将来の不安」=「お金の不安」というのが本音。
20歳代の若者にとって、両親世代のような右肩上がりの時代は来ない。
右肩上がりの時代は、戦後から約50年続いたが、歴史上、稀な時代と考えたほうが良い。毎年7%の経済成長が、未来永劫続く筈がない。
しかし、経済が右肩上がりではなくても、未来が暗いわけでは決してない。

日本の毎年の「一般会計」は、約100兆円であり、約55兆円を税金で賄っている。
不足する分は、国債を発行することで賄っている。そして、国債の買い手は、銀行・保険会社である。国が頼りにならないからと銀行・保険会社の金融商品を購入し、将来に備えようと考えても国が破綻する事態になれば、国債を大量に保有するこれらの金融機関が先に破綻してしまう。
先進国において、国が最高の格付けであり、信用度が高い。国が破綻しない限り、年金は大丈夫と考えてよい。

財産3分法。「財布」「投資」「貯金」に分ける。
財布は、その日使うお金のため、投資は、無くなってもよい範囲のお金で行う。
貯金は、生活等に必要なお金であるため、流動性に価値がある。
「貯金」よりも、毎月確実に収入がある状態が大切であり、それであれば、貯金の必要がない。

お金は「貯める」・「殖やす」よりも「使うこと」が大切。お金は使うことに価値がある。
お金は楽しいことに使うべき。ラテマネーは嫌われがちだが、それが自分にとって大切なら、遠慮なく使えばよい。

「投資」は、成長するものに投資するのが一番良い。
その中でも、「自己投資」が最も良い投資になる。